美容師に向いているのはどんな人?派遣に向いている人の特徴も紹介!
どのような職業にも向き・不向きはあります。美容師も同じです。せっかく憧れの美容師になれたとしても、向いていなかったばかりに長続きしなかったら、頑張ってきた努力が無駄になってしまうでしょう。今回は美容師に向いている人と向いていない人の特徴について、派遣という働き方が合っている人が持つ特徴と一緒に紹介します。
美容師に向いている人の特徴
一般的に美容師に向いている人は、以下のような特徴を持っています。
辛いことがあってもくじけない
もっとも美容師にとって大切なことのひとつが、辛いことがあてもくじけない心でしょう。忍耐力ともいえます。美容師の資格を取得して美容室に就職しても、いきなりスタイリストとしては働けません。まずはアシスタントとして下積みです。
営業時間中はスタイリストの指示のもと、カラーやパーマに使う器具の準備、シャンプー、店内の清掃、受付、会計などをします。カット練習は営業前や営業終了後に行われ、終電で帰宅することも普通です。一人前として働けるまでの下積み期間中は心身共に大変で、高い忍耐力が必要でしょう。
美容やファッションに興味を持っている
美容室を訪れるお客さんはほとんど皆「キレイになりたい」「カッコよくなりたい」と思っています。美容師はお客さんをよりキレイに、カッコよくすることが仕事のため、最新の美容やファッションに関する知識を持っていることが欠かせません。髪型に合わせたメイクやファッションのアドバイスができると、お客さんに喜んでもらえるでしょう。
体力がある
3つ目は体力があることです。勤務する店舗によりますが、美容師の勤務時間は長いです。開店前の準備や予約確認、閉店後の掃除やミーティングなどを含めると、1日10時間を超えることも少なくありません。
また、前述したように、アシスタントのうちは開店前・閉店後にカット練習が行われます。毎日10時間以上立ちっぱなしとなるため、体力が求められるでしょう。また、休日は隔週2日としているところが多く、週休2日としている一般企業のように多くは休めません。
コミュニケーションをとるのが得意
美容師に必要なのはカットやパーマの技術だけではありません。お客さんの中には美容師とのおしゃべりを楽しみにしている人も多く、気持ちよく過ごしてもらうためのコミュニケーション技術も必要です。また、お客さんとの会話を通して、相手が好きなヘアスタイルやカラーなどをつかみ、提案できるようにもなります。
手先が器用
難しいカットや特殊カラー、巻き方が難しいパーマなどを上手に行うためには、手先の器用さが重要です。もともと手先が器用な人は、美容師の仕事に向いているといえるでしょう。
ただし、不器用な人でも練習次第で充分カバーはできます。実際に現在カリスマ美容師と呼ばれている人たちの中には「不器用だった」「相当の練習をした」と話している人も少なくありません。
美容師に向いていない人の特徴
反対に、美容師に向いていない人はどのような特徴を持っているのでしょうか?全部で3つ見ていきましょう。
できるだけ早くお金を稼ぎたいと思っている
まずは、できるだけ早くお金を稼ぎたいと思っている人です。美容師として就職しても、アシスタントのうちは給料が決して高くありません。また、練習用のマネキンやハサミなどは、基本的に自腹です。消耗品が多いため、常に仕事のための出費がかさむでしょう。
体力がない
先で述べたように、美容師の仕事は長時間におよび、勤務時間中は基本的に立ちっぱなしです。そのため、長時間労働にも耐えられるほどの体力がないと、仕事は続かないかもしれません。
人と話をするのが苦手
お客さんの中には美容師との会話を楽しみにしている人も珍しくありません。カットだけでも1時間ほどはお客さんと接するため、人と話をするのが苦手な人、コミュニケーションが得意ではない人は会話に行き詰まり、お互いに気まずくなってしまうかもしれません。
派遣という働き方が向いている人
これまで美容師は特定の店舗に就職をして働くのがメジャーでしたが、最近は派遣で働くスタイルも徐々に広がってきています。以下のような条件に当てはまる人は、派遣という働き方が向いているといえるでしょう。
・就業時間内のみで働きたい
・短時間で働きたい
・わずらわしい人間関係から解放されたい
派遣美容師は基本的に、あらかじめ決められた就業時間のみ働けば大丈夫です。就業時間前後の準備や片付け、事務作業などから解放されます。そして、フルタイム以外の求人もあるため、1日短時間や1週間で数日のみ働きたい人にもおすすめです。
また、契約期間中だけ店舗スタッフと関わればよいことから、わずらわしい人間関係から解放されるメリットもあります。
まとめ
美容師の仕事には華やかなイメージがありますが、就職をしてすぐに一人前になれるわけではありません。アシスタントとして下積みを重ね、ようやくスタイリストとしてお客さんのカットを担当できるようになります。長時間労働のため体力が求められ、また、円滑なコミュニケーション能力も必要です。
最近は派遣というスタイルで働く人も増えてきました。「就業時間内のみで働きたい」「短時間で働きたい」「わずらわしい人間関係から解放されたい」と思っている人は、一度検討してみるのもよいでしょう。