こんな美容師はNG!自分が当てはまっていないかチェックしよう!
美容院やそこで働く美容師にとって大切なのが、お客さんからの評判です。「また来たい」「〇〇さんに、またカットをしてもらいたい」と思ってもらうことで常連客となり、継続的な来店を促せます。しかし、美容師によっては知らない間に、失客につながるNG行動をしているかもしれません。今回は不快に思われる美容師のNG行動について解説します。
不快に思われている美容師の特徴
どのような美容師を好むか、また嫌うかはお客さん個々人によって異なります。人それぞれで、性格や相性というものがあるためです。しかし、一般的に次に挙げる特徴にあてはまる美容師は、お客さんから不快に思われている可能性が高いでしょう。
言葉遣いが悪い、ラフな口調で話をしてくる
明らかに年上のお客さんや、初めて会うお客さんに対して言葉遣いが悪かったり、ラフな口調で話をしてきたりすると、ほとんどの人は不快な気持ちを抱きます。「マジで?」「ヤバいんだけど」「ウケる」といった言葉遣いは、接客業としてNGです。
親しみやすい雰囲気を作るために、あえてくだけた言葉遣いをする美容師もいますが、逆効果なので絶対に止めましょう。
延々と世間話をしてくる
延々と世間話をしてくる美容師も、嫌悪感を抱かれがちです。お客さんの中には美容師との会話を楽しみしている人もいるでしょう。反面、美容師との会話が苦手なため、できるだけ美容室に行きたくないと思っている人がいるのも事実です。
会話が苦手で放っておいてほしいにもかかわらず、延々と世間話をしてくる美容師は「うざい」と思われがちです。お客さん個々の様子を伺いながら、適度な距離で接客することが求められます。
プライベートな質問を投げかける
お客さんによっては、踏み込んでもらいたくない話題があるかもしれません。たとえば、結婚や家族のこと、恋人の有無、仕事のこと、年齢のこと、住んでいるところなどは、プライバシー性が高く、センシティブな内容です。とくに初対面で上記のような質問を投げかけるのは止めた方がよいでしょう。
コンプレックスに感じている部分を指摘してくる
4つ目は、お客さんがコンプレックスに感じている部分を、平然と指摘してくることです。たとえば、髪の毛の量が多いことに悩みを感じているお客さんに対して「本当に髪の毛の量が多いですね」「乾かすのが大変そう」「でも、量が少ないよりはマシかな」などと話すと、よい気持ちはしません。
技術力が低い
技術力が低い美容師は、当然のことながら不快に思われます。美容師の仕事はお客さんの要望を聞いて、要望に沿ったカットやカラー、パーマの仕上がりを提供すること。
そのため、明らかに要望と違った仕上がりになったり、仕上がりの質が悪かったりすると、二度と来店してもらえないかもしれません。また「このオーダーでは、お客さんには似合わないかも」と思っても、美容師が独断でオーダーを変更するのも止めましょう。
顧客から好まれる美容師の特徴
不快に思われる美容師とは反対に、好まれる美容師はどのような特徴があるのでしょうか?
似合うヘアスタイルを積極的に提案してくれる
自分が思っているベストなヘアスタイルと、専門家である美容師から見たベストなヘアスタイルとでは、異なる点がたくさんあるかもしれません。自分ではわからなかったヘアスタイルの提案をしてくれる美容師は、多くの顧客から好まれます。
気持ちに寄り添った対応をしてくれる
気持ちに寄り添った対応をしてくれる美容師も、好まれやすい傾向があるでしょう。
ひと口にお客さんといっても「美容師との会話を楽しみにしている」「リラックスしたいので、話しかけてほしくない」など、それぞれで思っていることは異なります。一人ひとりがどのような接客を望んでいるのかをキャッチして、それぞれに合った対応をすることが大切です。
似合わないと思ったオーダーは止めてくれる
お客さん自身が望んだオーダーでも、経験豊富な美容師としての観点から「似合わないな」と思ったものは、しっかり止めてくれる美容師は高評価につながります。たとえお客さんの希望通りに施術しても、結果が似合っていなければ大きな落胆をもたらしてしまうでしょう。
嫌われる美容師がいると顧客が減る
顧客が減る要因はさまざま。たとえば、施術料の値上げや営業時間の短縮、予約の取りにくさといったものもありますが、何といっても大きいのが嫌われる美容師の存在です。
何年もの間常連として通ってもらえていたお客さんでも、ある日の美容師の応対次第で、来店が途切れてしまうことは珍しいことではありません。だからこそ、普段の応対に注意を払い、顧客満足度が高い接客ができているかどうかをふり返ることが大切です。
まとめ
美容師として働き続けるためには、どれだけ新規顧客を獲得し、常連客をつなぎとめられるかが大切です。カットやカラー、パーマといった技術の高さ自体はもちろんのこと、接客業という側面から、言葉遣いやお客さんとの距離感、相手に合ったコミュニケーションなども求められます。
意識をしないと、自分の接客方法がお客さんにどのような影響を与えているかは気づきにくいもの。今回紹介した不快に思われている美容師の特徴、顧客から好まれる美容師の特徴を参考にしながら、一度ふり返ってみるとよいでしょう。