美容師の仕事は免許がないとできない?免許がなくてもできる仕事とは

公開日:2022/12/15  最終更新日:2023/03/23

世の中にはたくさんヘアサロンがありますが、皆さんが行っているヘアサロンはどんなところですか?一人の方が最初から最後まで接客してくれるお店や、受付の人とカットしてくれる人は別のお店などさまざまなヘアサロンがあると思います。今回はヘアサロンで働いている人は、美容師免許を持っているのかどうかについて解説します。

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美容師になるには免許が必要

美容師になるには免許が必要です。では、無免許でカットやカラーなどを行ったらどうなってしまうのでしょうか?

美容師として働くなら美容師免許が必須

美容師として働くには、美容師免許が必要になっています。お客さんの髪に触ってカットやカラーリングをするのは、美容師免許が必要であると法律で決まっています。ヘアサロンに行った時に、受付や掃除しかしていない人がいたら、その人は無免許のためアシスタント業務専門の人の可能性があります。

無免許が発覚してしまったらどうなるか?

もし美容師免許がない人がお客さんの髪に触る仕事をしていた場合、無免許営業ということになります。罰金や受験資格のはく奪などの処分があるので無免許で働くことがないよう注意してください。

また、無免許営業で罰則を受けた場合、自分だけでなく、ほかの従業員やお客さんにも大きな迷惑をかけてしまいます。逮捕される可能性は低いですが、悪質な営業をしていた場合逮捕されたケースもあります。あなたが法律を守っていても、就職先が法律を守っていない可能性も。就職先はしっかり選ぶようにしましょう。

免許がなくてもできる美容師の仕事

ヘアカットやカラーをする場合は、美容師免許がなければ施術できませんが、ヘアサロンで働くことはできます。では、どんな仕事ができるのでしょうか?

美容師アシスタントや受付として働くことができる

美容師免許を持っていない場合は、お客さんの髪に触れない仕事として、アシスタントや接客を担当できます。たとえば、掃除や洗濯、経理や在庫管理などのバックグラウンドを支える業務などです。

また、大きなお店や接客を大事にしているお店は受付やカウンセリングは美容師とは別に雇っているところもあります。未経験でも、ヘアサロンで働くことができれば必要な接客技術を学ぶことができるでしょう。

資格取得支援制度がある求人がおすすめ

免許なし、未経験でもヘアサロンで働くことは可能ですが、資格取得を支援してくれるヘアサロンであれば、学費を支援してもらいながら働くことが可能です。ヘアサロンで美容師の実際働く姿を見ながらアシスタントとして経験を積むことができれば、試験の合格率も高まるでしょう。

未経験の人向けに研修や講義を行ってくれるところもあるので、ヘアサロンで働きたいと思ったら、免許なし、未経験OK、資格取得を支援してくれる求人に応募するのがおすすめです。

働きながら美容師免許の取得を目指そう

美容師免許の取得には年齢の制限がないので、何歳からでも美容師を目指すことができます。免許なしの人がヘアサロンで働く場合、働きながら夜間、通信課程の美容学校を卒業し試験に挑むのがよいでしょう。

美容師免許がなければできない仕事

美容師免許がなければ美容師としてお客さんのカットやカラーはできませんが、ほかにも美容師免許がなければできない仕事はあるのでしょうか?美容師免許を活かせる仕事についてご紹介します。

美容師の仕事とは

美容師免許がなぜ国家資格なのかというと、カットの際に鋭利なハサミを使用したり、パーマやカラーなどの際に薬剤を使用したりするので、取り扱い方法に熟知している必要があるからです。

美容師の仕事は、間違った薬剤を使用したりハサミの使用中に事故が起きたりしないよう、専門的な知識やスキルが必要とされています。

カラーリスト

カラーリストは、ヘアカラーを専門に取り扱う職業です。カラーに特化したカラーの専門店で働くか、サロンでカラーのお客さんを施術するなどの働き方があります。

最近はヘアカラーにもさまざまな色や染め方のバリエーションがあるのでカラーリングの知識や技術が必要な仕事になっています。

アイリスト

アイリストは、まつ毛パーマやまつ毛エクステなどの施術を行う職業です。アイリストとして働くには美容師免許が必要になりますが、そのほか免許は必要ありません。

アイリストとしてスキルアップしたい場合には「まつ毛エクステンション技能検定試験」「プロアイリスト検定」などの資格取得を目指すのもよいでしょう。

アイブロウデザイナー

アイブロウデザイナーは、眉のスタイリングをする職業です。日本でまつ毛サロンが定着しましたが、次に眉毛に関するサロンの需要が高まってきています。眉毛のデザインをお客さんからヒアリングし、理想の眉毛に整える技術が必要とされます。

ヘアサロンと違い、シャンプーや水を使用しないので、場所をとらないのでアイブロウ専門店の店舗数は増加傾向にあります。

ヘアメイクアップアーティスト

ヘアメイクアップアーティストは、女優やモデルなどにヘアメイクをする職業です。有名なヘアメイクアップアーティストであれば、雑誌やテレビに出ている人もいて、華やかなイメージの職業です。

ヘアメイクアップアーティストになるには、ヘアメイク専門のエステティックサロンや化粧品メーカーへ就職する。フリーランスとして働くなどの方法があります。

ヘッドスパニスト

ヘッドスパニストは、頭のマッサージやケアをする仕事です。法律で美容師免許が必要ではありませんが、多くの店舗で免許が必要とされています。

派遣美容師

ヘアサロンで働く以外にも、自宅や老人介護施設や病院などに行ってヘアカットをする働き方もあります。最近では訪問介護の需要が増えているので、自宅での訪問ヘアカットの需要も高まっています。

また、人気の美容師になると、フリーランスで働いている人も。近年SNSが普及したので、個人で集客することもできるようになり、幅広い働き方が可能になっています。

まとめ

美容師の免許がなくてもヘアサロンで働くことは可能ですが、美容師免許を取得すれば、美容師以外にもヘアメイクアップアーティストやアイブロウデザイナーなど、さまざまな職業につくことができ将来的に就職の幅が広がります。

働きながら美容師免許を取得する道もいろいろあるので、美容師免許が取りたいけど迷っているという方は、美容学校やヘアサロンなどについて一度詳しく調べてみることをおすすめします。

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